中小企業診断士1次試験の勉強を進めていると、
「過去問は何年分やればいい?」
「同じ問題を何周すればいい?」
と迷うことがあります。
結論から言うと、まずは直近5年分を3周するのがおすすめです。
10年分を浅く解くより、5年分を繰り返し、頻出論点を確実に取れる状態にした方が合格に近づきます。
なぜ「5年分×3周」なのか
中小企業診断士は7科目あるため、10年分すべてを丁寧に解こうとすると、復習まで手が回らなくなります。
また、経営法務や中小企業政策、経営情報システムは、法改正や制度変更、技術の進展によって内容が変わります。
そのため、まずは直近5年分を優先するのが効率的です。
実際、資格学校のTACも、出題傾向を理解するために「過去問は5年分は解きましょう」と案内しています。
ただし、同じ問題を何となく3回解くだけでは意味がありません。周回ごとに目的を変えます。
1周目:全問題を解く
1周目は、現在の実力を把握するために全問題を解きます。
問題ごとに、次の印をつけておきます。
- ○:理由まで説明できる
- △:正解したが自信がない
- ×:間違えた、理解できていない
偶然正解した問題は、○ではなく△にします。
点数よりも「どの論点が理解できていないか」を見つけることが目的です。
2周目:△と×だけ解く
2周目は、全問題を解き直す必要はありません。
△と×をつけた問題に絞り、
- なぜ正解なのか
- 他の選択肢はなぜ間違いなのか
を確認します。
答えの番号を覚えるのではなく、選択肢ごとの正誤を説明できる状態を目指します。
3周目:まだ間違える問題を潰す
3周目は、2周目でも間違えた問題だけを解きます。
何度も間違える問題には、
- 用語を混同している
- 計算方法を理解していない
- 問題文を読み違えている
- 暗記が不足している
などの原因があります。
問題を解くだけでなく、「なぜ間違えたのか」まで整理することが大切です。
10年分やる必要はない?
直近5年分を3周して時間が余ったら、古い年度へ進んでも問題ありません。
ただし、全科目を一律に増やす必要はありません。
財務・会計や経済学など、演習量を増やしたい科目だけ古い問題を追加する方が効率的です。
一方、経営法務や中小企業政策は制度が変わっている可能性があるため、古い問題の答えをそのまま覚えないよう注意しましょう。
まとめ
中小企業診断士1次試験の過去問は、まず直近5年分×3周がおすすめです。
- 1周目:全問題を解いて○・△・×をつける
- 2周目:△と×を解き直す
- 3周目:まだ間違える問題を潰す
- 余裕があれば苦手科目だけ古い年度を追加する
重要なのは、何年分解いたかではありません。
10年分を1周するよりも、5年分を「なぜ正解・不正解なのか説明できる状態」にする。それが、限られた時間で合格ラインを狙う現実的な過去問の使い方です。


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