中小企業診断士2次試験は、事例Ⅰから順番に始める必要はありません。私は4事例を均等に勉強するのではなく、事例Ⅳを最優先にしました。
令和6年度の結果は、事例Ⅰ65点、事例Ⅱ70点、事例Ⅲ48点、事例Ⅳ88点、合計271点でした。事例Ⅳへ勉強時間の約3分の2を配分した戦略が、結果にも表れました。
| 事例Ⅰ | 事例Ⅱ | 事例Ⅲ | 事例Ⅳ | 合計 |
|---|---|---|---|---|
| 65点 | 70点 | 48点 | 88点 | 271点 |
先に結論:最初に「30日完成!」で経営分析・CVP・NPVを固め、並行して事例Ⅰ〜Ⅲの過去問へ触れました。
事例Ⅳから始めた理由
事例Ⅰ〜Ⅲは、与件文と設問から外さない答案を作る力が重要です。一方、事例Ⅳは計算方法を理解し、同じ分野を繰り返すことで、正解できる問題を増やしやすいと考えました。
私は事例Ⅰ〜Ⅲで無理に得点を稼ぐより、大外しを避ける方針を取りました。その分、事例Ⅳは明確な得点源にすることを狙いました。
最初に選んだのは「30日完成!」
事例Ⅳはいきなり年度別過去問を解き続けるのではなく、「30日完成!事例Ⅳ合格点突破計算問題集」で基礎を固めました。
優先したのは、経営分析・CVP・NPVです。すべての問題を同じ深さで理解しようとせず、頻出の主要3分野から正解できる状態を作りました。
理解の基準は「2回正解」
解説を読んで分かった気になることを避けるため、同じ問題で2回正解できたら、いったん理解済みと判断しました。1回だけの正解では、偶然や直前の記憶が残っている可能性があるからです。
30日完成は合計4周しました。1周を約10日で進め、2回正解した問題より、まだ間違える問題へ時間を使いました。
事例Ⅰ〜Ⅲは止めずに並行する
事例Ⅳを優先しましたが、事例Ⅰ〜Ⅲを後回しにしたわけではありません。8月中に各事例の過去問3年分へ取り組みました。
過去問は80分で解き、ふぞろいで自己採点し、落としたキーワードを確認します。その後、約1か月空けて同じ問題を再度解きました。
最初の7日間に落とし込むなら
私が実際に採った方針を、これから始める人向けの7日間へ落とすと次の形になります。
- 1日目:4事例の問題形式を確認する
- 2日目:30日完成の経営分析へ着手する
- 3日目:経営分析の間違いを解き直す
- 4日目:CVPの基本問題へ進む
- 5日目:CVPの間違いを解き直す
- 6日目:事例Ⅰ〜Ⅲのいずれかを80分で解く
- 7日目:ふぞろいで不足キーワードと次回のルールを残す
これは当時の日別記録を再現したものではなく、私が実際に行った「事例Ⅳの基礎優先+事例Ⅰ〜Ⅲの過去問」という方針を、最初の一週間で実行できる形に整理したものです。
最初からしなくてよいこと
事例Ⅰ〜Ⅲの解答メソッドを大量に集めること、模範答案を書き写すこと、事例Ⅳの難問まで理解しようとすることです。
まとめ
二次試験対策で何から始めるか迷ったら、得点を積み上げやすい事例Ⅳの基礎から始めるのが私の結論です。
私は経営分析・CVP・NPVを優先し、週30時間のうち約20時間を事例Ⅳへ使いました。事例Ⅰ〜Ⅲは過去問を使って大外しを防ぐ。この優先順位で、合計271点、事例Ⅳ88点を取ることができました。
事例Ⅳから始める場合のよくある疑問
事例Ⅰ〜Ⅲはいつ始める?
事例Ⅳの基礎が終わるまで待つのではなく、並行して始めます。私も8月中に事例Ⅰ〜Ⅲの過去問3年分へ取り組みました。事例Ⅳへ時間を多く配分しても、80分の記述演習を止めないことがポイントです。
30日完成は全問題を同じように解く?
私は経営分析・CVP・NPVを優先しました。周回を重ねるほど、すでに2回正解した問題より、まだ間違える問題へ時間を移しました。全ページを均等に終えることより、主要分野で正解を再現できることを重視しました。
財務・会計が苦手でも事例Ⅳからでよい?
苦手だからこそ、短期間で一気に仕上げようとせず、早く始めて反復回数を確保する意味があります。私も8月を基礎期間にし、9月に分野別問題、10月に弱点補強へ進みました。


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